「毎日真面目にノートを取っているのに、全く成績が上がらない…」 「そもそも、合格する人は、どんなノートを作っているんだろう？」
多くの受験生が、良かれと思って実践しているそのノート作り。しかし、 もしかしたら、あなたの合格を、あなた自身の手で遠ざけてしまっている「落ちるノート」かもしれません。
この記事では、我々「資格対策ガイド」の現役合格者チームが、数多くの合格者・不合格者のノートを分析して導き出した、「受かる書き方」と「落ちるまとめ方」の決定的な違いを、あなたにだけ伝授します。 この記事を読めば、あなたのノートは、ただの「記録」から、合格を確実にする「戦略兵器」へと進化します。
✅ この記事でわかること
- あなたのノートは大丈夫？「落ちるノート」3つの共通点
- 合格者が実践している「受かるノート」3つの鉄則
- 【写真で解説】真似するだけでOK！合格者のアウトプット用ノート実例
- どんなに優れたノート術も「良質な教材」がなければ意味がない理由
あなたのノート作りは大丈夫？「落ちるノート」3つの共通点
まず、多くの受験生が陥りがちな、間違ったノート作りの典型例を3つ紹介します。 もし、 一つでも当てはまったら、要注意です。
共通点1：テキストを丸写ししている「作業ノート」
テキストの内容を、ただノートに書き写す。一見、 勉強した気になりますが、これは脳をほとんど使わない、ただの「作業」です。なぜなら、 自分の頭で情報を整理し、再構築するプロセスがないため、知識が全く定着しないからです。
共通点2：カラフルすぎる「自己満足ノート」
何色ものカラーペンを使い、見た目だけは完璧なノート。しかし、 これも自己満足に陥る危険な罠です。「どこが本当に重要なのか」が色分けで分からなくなり、情報が全く頭に入ってきません。結果として、 勉強した気になって終わってしまいます。
共通点3：作っただけで見返さない「化石ノート」
そして、最も多いのがこのタイプです。ノートを作ったことで満足してしまい、二度と見返すことがない。つまり、 そのノートは、あなたの知識を蓄える本棚ではなく、ただの「化石」になってしまっているのです。
合格者が実践する「受かるノート」3つの鉄則
では、「受かる人」は、一体どんなノートを作っているのでしょうか。その共通点は、驚くほどシンプルです。そもそも、手で文字を書くという行為自体が、記憶の定着に繋がることは、多くの研究で示されています。
（参考：東京大学【研究成果】デジタル時代の学生に対し読み書きの実態を調査 ～「書く」ことと「読む」ことの累積効果が明らかに～）
鉄則1：インプット用とアウトプット用、「2冊」を使い分ける
まず、合格者は、ノートを目的別に2冊に分けています。
- インプット用ノート: 講義を聞きながら、キーワードを殴り書きするためのメモ帳。綺麗に書く必要は全くありません。
- アウトプット用ノート: これが「合格ノート」の本体。間違えた問題だけを集め、分析するためのノートです。
鉄則2：全ての情報を「一元化」する、最強の母艦ノート
そして、その「アウトプット用ノート」に、テキスト、過去問、模試など、**全ての教材から得た知識を、集約（一元化）**させていきます。なぜなら、 「このノートさえ見れば、自分の弱点の全てが分かる」という、最強の「母艦ノート」を作り上げることが、直前期の勉強を、圧倒的に効率化するからです。
鉄則3：「未来の自分」への引継書として、分かりやすく書く
最後に、ノートは「未来の自分」が読む、という意識が重要です。したがって、 なぜ間違えたのか、次にどうすべきかを、「未来の自分が読んでも、一瞬で思い出せる」具体的な言葉で書き残しておく必要があります。
関連記事 ▶︎ 【登録販売者 第5章】丸暗記はNG！別表・副作用の論理的暗記術
【写真で解説】これが合格者の「アウトプット用ノート」だ
これが、我々が推奨する「アウトプット用ノート」の具体的な作成例です。 ノートを見開きで使い、4つのエリアに分けて情報を整理します。
- ①左上：問題
- 間違えた問題のコピーを、そのまま貼り付けます。
- ②右上：なぜ間違えたか（原因分析）
- 「単純な暗記ミス」「勘違い」「ひっかけ問題」など、自分の思考プロセスを赤ペンで書き出します。
- ③左下：正しい知識
- テキストなどを参照し、その問題の「正しい答え」と「関連知識」を、青ペンでまとめます。
- ④右下：次にどうするか（対策）
- 「この論点は、〇〇の語呂合わせで覚える」「テキストのP.〇〇をもう一度読み返す」など、具体的な次のアクションを、緑ペンで書き込みます。
最高のノート術も、「良質な教材」がなければ、意味がない
ここまで、最強のノート術を解説してきました。 しかし、 そもそも、ノートに書き出すべき「良質な情報」がなければ、このノート術も、全く意味がありません。
つまり、 質の低いテキストや、情報が古い無料動画から、いくら完璧なノートを作っても、それは、合格には繋がりません。 質の高いインプットがあってこそ、初めて、質の高いアウトプット（＝合格ノート）が可能になるのです。
まとめ：ノート術を、合格を確実にする「戦略兵器」に変えよう
今回は、登録販売者試験に合格するための、具体的なノート術を解説しました。
ノートは、ただの記録ではありません。正しく使えば、自分の弱点を克服し、合格を確実にするための「戦略兵器」に変わります。 そして、 最強の兵器を作るためには、まず、その元となる、最高の「弾薬（良質な教材）」を手に入れることが、不可欠です。
あなたのノート作りを、そして、あなたの合格を、より確実なものにするための教材選びは、こちらの記事を参考にしてください。
