「第3章のカタカナ成分はやっと覚えたけど、漢方薬が出てきた瞬間、思考停止する…」
「『葛根湯』と『麻黄湯』、どっちが体力ある人向けだっけ?」
「カンゾウ、マオウ、ダイオウ…もう何が何だか!」
登録販売者試験の最大の鬼門、それが「漢方・生薬」です。
ドラッグストアの店頭でも相談が多い分野ですが、試験では容赦なく細かい知識が問われます。
多くの受験生がここで心を折られ、「漢方は捨てようかな…」と弱気になります。
しかし、待ってください。
漢方・生薬は第3章の配点の2〜3割を占めることがあります。
ここを捨てることは、不合格を受け入れることと同じです。
実は、漢方には「丸暗記しなくても解ける法則」があるのをご存知ですか?
漢字の意味と、構成生薬のルールさえ知っていれば、パズルのように答えが分かります。
この記事では、現役登録販売者が以下の内容を徹底的に伝授します。
- 漢字を見るだけで効能が分かる「名前のルール」
- 試験に出る漢方だけを効率よく覚える「最強の語呂合わせ」
- 「カンゾウ・マオウ」を含む漢方の一覧チェックリスト
- 「漢方アレルギー」を一瞬で治すための学習ツール
これを読めば、あんなに嫌いだった漢方が、あなたの「最大の得点源」に変わります。
【戦略】漢方は「全文暗記」してはいけない
まず、戦略を変えましょう。
テキストに載っている漢方薬の「体力中等度以下で、胃腸が弱く、みぞおちがつかえ…」という長い説明文を、一言一句覚える必要はありません。
試験で問われるのは、以下の3点だけです。
- 「証(しょう)」:どんな体格・体力の人に向くか?
- 「主訴(しゅそ)」:決定的なキーワードは何か?(こむら返り、半身不随など)
- 「構成生薬」:カンゾウ、マオウ、ダイオウが入っているか?
この3点だけを抜き出して覚えれば、正解できます。
【法則】漢字で解く!名前のルール

漢方の名前は適当についているわけではありません。
名前に含まれる漢字を見れば、効能が予想できます。
これを知っているだけで、選択肢を2つくらいまで絞れます。
①「黄(オウ)」がつく漢方
意味:熱を取る、赤みを引かせる、冷やす
「黄連(オウレン)」「黄ごん(オウゴン)」「黄柏(オウバク)」などの黄色い生薬が含まれています。
イメージは「火消し」です。
- 黄連解毒湯(オウレンゲドク トウ):のぼせ、イライラ、鼻血(熱を冷ます)
- 三黄瀉心湯(サンオウシャシン トウ):便秘、のぼせ(熱を便で出す)
- 茵ちん蒿湯(インチンコウ トウ):じんましん、口内炎(炎症を抑える)
②「麻(マ)」がつく漢方
意味:発散させる、咳を止める、関節痛を取る
「麻黄(マオウ)」が含まれています。
交感神経を刺激して、体をシャキッとさせ、汗を出させて悪いものを追い出します。
- 麻黄湯(マオウ トウ):インフルエンザ、関節痛(汗を出して熱を下げる)
- 麻杏甘石湯(マキョウカンセキ トウ):激しい咳(気管支を広げる)
③「四物(シモツ)」と「四君子(シクンシ)」
これが分かると応用が利きます。
- 四物湯(シモツ トウ):血(ケツ)を補う → 女性・カサカサ肌向け
- 四君子湯(シクンシ トウ):気(キ)を補う → 胃腸虚弱・疲れ向け
例えば、「十全大補湯(ジュウゼンタイホ トウ)」は、この2つを合体させて「気」も「血」も補う最強の漢方だから、「術後の衰弱」に使う…といった具合です。
【頻出】これだけは覚えろ!最強の語呂合わせ

理屈抜きで、試験によく出る組み合わせを覚えましょう。
私が受験生時代に使っていた語呂合わせを伝授します。
① 女性の三大漢方(超・超・頻出!)
婦人薬として使われる3つの漢方。「体力(証)」の違いで使い分けます。
これは毎年必ず出ます。
1. 当帰芍薬散(トウキシャクヤク サン)
体力:虚弱(弱い)
特徴:色白、冷え性、むくみ、貧血
語呂:「陶器(トウキ)のように白くて冷たい、か弱い女性」
2. 加味逍遙散(カミショウヨウ サン)
体力:中等度以下
特徴:イライラ、精神不安、のぼせ
語呂:「神(カミ)がイライラして逍遙(さまよう)」
3. 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウ ガン)
体力:中等度以上(強い)
特徴:赤ら顔、のぼせ、下腹部痛
語呂:「警視(ケイシ)庁の屈強な男、顔が赤い」
② 精神神経系(イライラ・不眠)
★ 柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイ トウ)
特徴:ストレスでイライラ、便秘、高血圧、男性っぽい
語呂:「サイコな竜が、イライラして便秘」
★ 半夏厚朴湯(ハンゲコウボク トウ)
特徴:喉のつかえ感(梅核気)、不安
語呂:「ハンバーグが喉につかえて不安」
③ 痛み・その他
★ 芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウ トウ)
特徴:急激な筋肉のけいれん、こむら返り、腹痛
語呂:「足がつったら借金(シャッキン)してでも甘(カン)いもの」
★ 疎経活血湯(ソケイカッケツ トウ)
特徴:関節痛、神経痛、腰痛(血を巡らせて痛みを止める)
語呂:「ソッケー(早急)に解決したい腰の痛み」
【重要】構成生薬の「カン・マ・ダイ」チェック

漢方問題で最も落とし穴になりやすいのが、副作用に関わる重要生薬が入っているかどうかの判定です。
以下の3つは必ずチェックしてください。
1. カンゾウ(甘草)を含むか?
リスク:偽アルドステロン症、ミオパチー(むくみ、血圧上昇)
法則:
・実は「7割の漢方」に入っています。
・逆に「入っていないもの」を覚える方が早いです。
(例:半夏厚朴湯、黄連解毒湯、大黄牡丹皮湯などには入っていません)
2. マオウ(麻黄)を含むか?
リスク:心臓病、高血圧、甲状腺機能障害、排尿困難
代表的な漢方:
・葛根湯
・麻黄湯
・小青竜湯
・防風通聖散
・五虎湯
※「風邪のひきはじめ」「鼻炎」「ダイエット」系に入っていることが多いです。
3. ダイオウ(大黄)を含むか?
リスク:激しい腹痛、流産(妊婦NG)、授乳中の移行(下痢)
代表的な漢方:
・大黄甘草湯
・防風通聖散
・大柴胡湯
※「便秘薬」や「デトックス」系には大体入っています。
【限界】独学の「文字学習」は漢方に弱い

ここまで法則や語呂合わせを紹介しましたが、漢方は全部で数10種類以上あります。
テキストの文字だけで、「これは体力虚弱で…」「こっちは体力充実で…」と覚えていくのは、正直言って苦行です。
そして、独学には致命的な弱点があります。
「雰囲気(証)」が文字では伝わらない
漢方は「バランスの医学」です。
「この漢方は、ガッチリした赤ら顔の筋肉質の人向け(実証)」
「こっちは、青白くてヒョロヒョロした水太りの人向け(虚証)」
といった「人物像のイメージ」が重要です。
しかし、テキストの文字には「赤ら顔」も「青白い顔」もありません。
ただの黒い文字です。
だから、脳にイメージとして残らず、すぐに忘れてしまうのです。
「じゃあ、どうすればいいの?」
「漢方をイメージで捉えて、楽に覚える方法はないの?」
そんなあなたに、漢方アレルギーを克服する「特効薬」を紹介します。
【解決策】「動画」で見れば、漢方はストーリーになる
イメージしにくい漢方こそ、「動画講義」の出番です。
文字の羅列を眺めるのではなく、イラストや図解が動く動画を見るだけで、記憶への定着率は段違いになります。
そこで活用したいのが、スマホ学習講座「スタディング」です。
📺 スタディングなら漢方が「絵」で見える
スタディングの動画講義では、漢方の特徴をスライドやイラストを使って解説してくれます。
- 人物像がビジュアル化:
「防風通聖散」なら太った人、「当帰芍薬散」なら冷え性の女性のイラストが出るので、一発で「証(タイプ)」が分かります。 - カン・マ・ダイをマーク:
画面上に「甘草入り!」「麻黄入り!」とアイコンが表示されるので、視覚的にリスク管理が覚えられます。 - ロジックで解説:
「なぜこの生薬が入っているのか」を講師が説明してくれるので、丸暗記が不要になります。
「テキストを1時間読んでも分からなかった違いが、5分の動画を見たらスッキリ理解できた」
そんな体験をする受験生が続出しています。
よくある質問(FAQ)
- Q. 漢方は全部覚えないとダメ?
- A. いいえ、全部覚える必要はありません。試験には「頻出の漢方」と「滅多に出ない漢方」があります。スタディングや過去問でよく見るもの(葛根湯、小青竜湯、防風通聖散など約30種類)を優先的に覚え、マイナーなものは捨てても合格点は取れます。
- Q. 生薬(植物そのもの)も覚えるべき?
- A. 余裕があれば覚えましょう。例えば「ブシ(トリカブト)」が「心臓に作用する」などはよく出ます。ただし、漢方処方(ミックスされた薬)の方が配点が高いので、まずは漢方処方を優先してください。
- Q. 漢方だけ捨てて合格できる?
- A. かなり厳しいです。漢方・生薬は第3章の20%〜30%を占めることもあり、しかも「副作用(第4章・5章)」ともリンクしています。ここを全滅させると、他の分野で満点を取らなければならなくなり、合格のハードルが一気に上がります。完璧でなくていいので、半分は取れるようにしましょう。
まとめ:漢方は「文字」で覚えるな、「イメージ」で覚えろ

漢方・生薬は、多くの受験生が挫折する壁です。
しかし、逆に言えば「ここを得意にすれば、ライバルに圧倒的な差をつけられる」ということです。
漢字の羅列に絶望して、テキストを閉じてしまう前に、
ぜひ一度、スタディングの「イメージで分かる動画講義」を見てみてください。
「なんだ、漢方って意外と面白いじゃん」
そう思えた瞬間、あなたの合格は約束されたも同然です。
▼ あなたの合格パートナーはどっち? ▼
