「テキストを読むのは面倒だから、いきなり過去問を解きまくろう！」 「過去問を5年分やれば、同じような問題が出るから受かるでしょ？」
登録販売者の勉強法として、「過去問重視」は確かに正解です。 しかし、「過去問”だけ“やっていれば受かる」というのは、大きな間違いです。
実際、ネット上には「過去問だけで受かった！」という声もありますが、それを鵜呑みにして不合格になり、また1年棒に振ってしまう人が後を絶ちません。
なぜ、過去問だけでは落ちてしまうのか？ この記事では、「過去問学習の落とし穴」と、「独学でも確実に合格ラインに届くための正しいプラスα」について解説します。
結論：「過去問だけ」はギャンブルすぎる
過去問を解くことは必須ですが、それ「だけ」に頼るのは非常に危険です。 その理由は大きく3つあります。
- 「法改正」に対応できない（致命的）
- 「応用問題」が出ると手も足も出ない
- 「なんとなく正解」で終わってしまう
特に恐ろしいのが「1. 法改正」です。詳しく見ていきましょう。
理由1. 法律（第4章）は毎年変わっている
登録販売者試験の「第4章（薬事関係法規）」は、毎年のように内容が変わります。
- 成分の区分変更（劇薬指定など）
- 販売制度の変更
- 濫用等のおそれのある医薬品の範囲
古い過去問（去年のものなど）は、「その当時は正解だったけど、今年は不正解」という問題が平気で混ざっています。 過去問だけを信じて暗記していると、「一生懸命、間違った知識を覚える」ことになり、本番で失点します。
理由2. 第3章は「丸暗記」だと通用しない
試験の最難関である「第3章（主な医薬品）」は、成分名を覚える必要があります。 過去問を繰り返すと、「この問題の答えは③番」のように、問題文ごと答えを覚えてしまうことがあります。
しかし、本番で少し聞き方を変えられたり、マイナーな成分が出たりすると、「基礎理解」がないため対応できません。 「過去問では満点だったのに、本番ではボロボロだった…」という人は、このパターンがほとんどです。
どうしても独学でいくなら「最新テキスト」は必須
「通信講座はお金がかかるから嫌だ」という場合でも、せめて「最新版のテキスト」だけは必ず購入してください。
- ネットの無料過去問サイトだけでなく、法改正対応の解説本を買う。
- 厚生労働省の「手引き（改正情報）」を自分でチェックする。
これらが面倒だと感じるなら、独学は向いていないかもしれません。
不安なら「通信講座」という保険をかけよう
「法改正のチェックなんて自分でできない」 「確実に一発で合格したい」
そう思う方は、通信講座の利用を検討すべきです。 通信講座なら、法改正情報はすべてスクール側がまとめて教えてくれますし、スマホでスキマ時間に「体系的な基礎知識」を学べます。
最近は、独学とそこまで変わらない「格安の講座（月々数千円〜）」も増えています。 不合格になって受験料（約1.5万円）と1年間を無駄にするリスクを考えれば、決して高い投資ではありません。
まとめ：過去問は「力試し」に使うもの
「過去問だけで受かるか？」について解説しました。
- 過去問だけでは「法改正」に対応できず危険
- 問題の丸暗記では、応用問題で落ちる
- 独学でも「最新テキスト」は必須
- 不安なら「通信講座」で最新情報を買うのが安全
試験勉強において、「楽をする方向」に逃げると、結果的に遠回りになります。 正しい知識を身につけて、胸を張って合格を目指しましょう。
独学に限界を感じていませんか？
「過去問を解いても点数が伸びない…」 「今年の法改正、どこが変わったのか分からない…」
そんな方は、プロが教えてくれる通信講座に切り替えるのも戦略の一つです。 今からでも間に合う短期集中講座や、不合格なら返金される講座もあります。
