【登録販売者第5章】丸暗記はNG！「してはいけないこと」や別表の効率的な覚え方

2025 6/23

2025年6月23日 2025年6月18日

登録販売者試験の最難関である第3章を乗り越え、一安心…と思いきや、

今度は、第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の細かく、膨大な暗記地獄にハマっていませんか？

「『してはいけないこと』のリストが長すぎて、頭に入らない…」「副作用の名前も、対象者も、全部ごちゃごちゃになってしまう…」「別表なんて、どこから手をつければいいのか分からない！」

そのお悩み、痛いほどよく分かります。第5章は、ただの暗記科目だと思って力ずくで覚えようとすると、必ずどこかで行き詰まってしまう、厄介な科目です。

ですが、ご安心ください。この記事では、そんな第5章を「丸暗記」ではなく「理解」で乗り越えるための、戦略的な学習法を徹底解説します。特に、多くの人がつまずく「してはいけないこと」と「別表」の覚え方については、今日から実践できる具体的なテクニックをご紹介します。

この記事を読み終える頃には、第5章がただの暗記科目ではなく、あなたの得点源に変わっているはずです。

なぜ、第5章は「ただの丸暗記」では危険なのか？

学習法を解説する前に、なぜ第5章が「理由の理解」まで求められるのかを知っておきましょう。

理由1：現場での実践力が問われるから

第5章の知識は、あなたが登録販売者としてドラッグストアに立った時、お客様の安全を守るための「最後の砦」となる知識です。
例えば、お客様から「この薬、妊娠中でも飲める？」と聞かれた際に、ただ「ダメです」と答えるだけでは不十分。
「なぜなら、〇〇という成分が、胎児に影響を与える可能性があるからです」と、理由まで説明できてこそ、信頼される専門家と言えます。
試験問題も、そうした現場での実践力を問う意図で作られています。

理由2：「理由」を問う問題形式に対応できないから

近年の試験では、「プソイドエフェドリン塩酸塩を服用中の人が、高血圧の薬を併用してはいけない理由として、正しいものを選べ」といったように、単に禁忌事項を覚えているだけでなく、その理由（薬理作用や副作用）を理解していないと解けない問題が増加傾向にあります。

丸暗記学習では、こうした応用問題に対応できません。

最重要ポイント！「してはいけないこと」の覚え方

第5章の最重要かつ最難関パートである「してはいけないこと」「相談すること」。ここを攻略するための3ステップです。

STEP 1：まずは「相談すること」とセットで覚える

「してはいけないこと（禁忌）」は、服用すると重篤な副作用のリスクが非常に高いもの。「相談すること」は、リスクはあるが、専門家の判断のもとであれば使用可能なものです。

この2つを、テキストの左右のページなどで見比べながら、「これは絶対NG」「こっちは要相談」とセットで覚えることで、知識が整理され、記憶に定着しやすくなります。

STEP 2：「なぜダメなのか」理由を必ず確認する

これが最も重要です。例えば、「アスピリンは、15歳未満の小児に使用してはいけない」というルールを覚えるだけでなく、
「なぜなら、ライ症候群という重篤な副作用を引き起こす恐れがあるから」という理由まで必ずセットで覚えましょう。

理由が分かれば、応用問題にも対応でき、記憶も忘れにくくなります。

第3章の副作用の知識とリンクさせることが鍵です。