「試験には合格したのに、名札がまだ“研修中”のまま」
「実務経験1,920時間って、結局どのくらい働けばいいの?」
「過去のバイト経験も合算できるって本当?証明書はどうやってもらえばいいの?」
登録販売者の試験に合格しても、すぐに店舗管理者として働けるわけではありません。
登録販売者としてキャリアアップするうえで、多くの人がぶつかるのが実務経験1,920時間の壁です。
この実務経験を満たしているかどうかで、名札の表示、資格手当、シフト、転職時の評価、求人の選択肢が変わります。
特に、今の職場でシフトに入れない、勤務時間が少ない、証明書をどう取ればいいかわからない状態だと、管理者要件を満たすまでに想像以上の時間がかかることがあります。
結論から言うと、登録販売者の実務経験は、ただ待っているだけではなく、計画的に積むことが大切です。
この記事では、登録販売者の実務経験1,920時間とは何か、管理者要件の考え方、フルタイム・パート別の到達目安、実務従事証明書のもらい方、アポプラス登販ナビ・チアジョブ登販を使った職場選びまで解説します。
すでに研修中のまま辞めたいと感じている方は、登録販売者が研修中で辞めたいときの実務経験合算もあわせて確認してください。
\ 管理者要件を満たして年収アップを狙いたい方へ /
実務経験・管理者要件を評価してくれる職場を探すなら、
アポプラス登販ナビで市場価値を確認しましょう。
※「管理者要件を満たしたら転職でどのくらい評価されるか知りたい」という相談だけでもOKです。
登録販売者の実務経験1,920時間とは?

登録販売者の実務経験1,920時間とは、店舗管理者・区域管理者として働くための管理者要件に関わる重要な時間数です。
簡単に言うと、登録販売者として一人前に評価されるための大きな基準のひとつです。
管理者要件を満たしている登録販売者は、店舗側から見ても価値が上がります。
- 医薬品売場の管理に関わりやすくなる
- 資格手当が上がる可能性がある
- シフトに入りやすくなる場合がある
- 転職時に即戦力として見られやすい
- 応募できる求人の幅が広がる
逆に、管理者要件を満たしていない状態だと、「研修中」「管理者要件未満」と見られ、転職や給与面で不利になることがあります。
ただし、ここで注意したいのは、1,920時間だけ見ればいいわけではないという点です。
管理者要件には、過去5年間の従事期間、合計時間、研修の有無、過去の管理者経験などが関係します。
そのため、自分が要件を満たしているかどうかは、勤務先・自治体・保健所・転職サービスなどで確認しながら進めるのが安全です。
管理者要件を満たす主なパターン
登録販売者が店舗管理者・区域管理者になるための要件は、ざっくり言うと次のようなパターンがあります。
| パターン | 主な要件 | 注意点 |
|---|---|---|
| 基本パターン | 過去5年間で通算2年以上、かつ合計1,920時間以上の実務・業務経験 | 最も基本的な考え方。勤務期間と時間の両方を見る |
| 1年以上+研修パターン | 過去5年間で通算1年以上、かつ合計1,920時間以上の経験に加え、所定の継続的研修・追加的研修等を修了 | 追加的研修などが関係するため、勤務先や自治体への確認が必要 |
| 過去に管理者経験があるパターン | 通算1年以上、かつ合計1,920時間以上の経験に加え、過去に店舗管理者・区域管理者としての業務経験がある | 以前の管理者経験を証明できるかが重要 |
以前は「月80時間以上働いた月だけカウントされる」と理解している方も多いですが、現在は勤務状況に応じた扱いがあります。
そのため、短時間パートでも、過去5年間の中で必要な期間と合計時間を満たせば、管理者要件を満たせる可能性があります。
ただし、1年以上で管理者要件を満たす場合は、所定の研修が関係するため、「1,920時間に達したから自動的にOK」とは考えない方が安全です。
不安な場合は、勤務先の本部、登録販売者担当部署、自治体・保健所に確認しましょう。
なぜ実務経験1,920時間を早めに満たした方がいいのか
「いつか満たせるなら、急がなくてもいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、実務経験が不足している期間が長いと、給料・シフト・転職で損をする可能性があります。
研修中・管理者要件未満で損しやすいこと
- 資格手当が低くなることがある
- 一人で医薬品売場を任されにくい
- シフトに入りにくい時間帯がある
- 転職時に「即戦力」と見られにくい
- 管理者要件ありの求人に応募しにくい
- 同じ登録販売者でも年収差が出やすい
特に大きいのは、転職時の評価です。
管理者要件を満たしている登録販売者は、店舗側にとって採用しやすい人材です。
一方で、研修中・管理者要件未満のままだと、採用後に育成期間が必要と見られ、条件が下がることがあります。
今の職場で給料が上がらない方は、登録販売者なのに給料が安い理由も確認してください。
今のシフトで何ヶ月かかる?実務経験1,920時間の目安

では、実務経験1,920時間に到達するまで、どれくらいかかるのでしょうか。
単純計算では、月の勤務時間で大きく変わります。
| 働き方 | 月の勤務時間 | 1,920時間到達の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| フルタイム | 月160時間 | 約12ヶ月 | 1年以上+研修パターンを使う場合は研修確認が必要 |
| 週4日パート | 月80時間 | 約24ヶ月 | 基本パターンの2年に近い |
| 短時間パート | 月48時間 | 約40ヶ月 | 5年以内に到達できるか確認が必要 |
| 週2日程度 | 月32時間 | 約60ヶ月 | 過去5年の範囲でギリギリ。休みが多いと届きにくい |
この表はあくまで単純計算です。
実際には、欠勤、早退、休憩時間、シフトカット、複数店舗の勤務、証明書の取得などが関係します。
また、要件としては「時間」だけでなく「従事期間」も見られるため、1,920時間に達したからといって、必ずその時点で管理者要件を満たすとは限りません。
自分がいつ要件を満たせるかは、勤務先の本部や自治体に確認しながら進めましょう。
実務経験を早く積むための現実的な方法
実務経験を早く積みたいなら、ただ今の職場に任せるだけではなく、勤務時間を確保できる環境を選ぶことが大切です。
1. フルタイムで入れる職場を選ぶ
最短で実務経験を積みたいなら、フルタイム勤務が有利です。
月160時間前後働ける環境なら、1,920時間には約1年で到達します。
ただし、1年以上で管理者要件を満たす場合には、所定の研修なども関係します。
そのため、「1年働けば必ず管理者になれる」と考えるのではなく、勤務先で要件を確認しながら進めましょう。
2. シフトを安定して入れてくれる職場を選ぶ
実務経験を積むうえで一番困るのが、シフトカットです。
希望では月80時間働きたいのに、実際は月40時間しか入れない。繁忙期だけ入れるけれど、閑散期に大きく減らされる。
この状態では、1,920時間に到達するまで時間がかかります。
今の職場で安定してシフトに入れないなら、実務経験を積みやすい職場へ移ることも検討しましょう。
未経験・研修中でも働きやすい職場を探したい方は、登録販売者未経験主婦パートの面接対策も参考になります。
3. 複数の勤務先の経験を合算する
登録販売者の実務経験は、複数の職場での経験を合算できる場合があります。
たとえば、前職のドラッグストア、現在の薬局、別店舗での勤務など、それぞれの勤務実績を証明できれば、合算して判断される可能性があります。
ただし、合算するには、それぞれの職場から証明書を取得する必要があります。
また、副業・Wワークで実務経験を積む場合は、現在の勤務先の就業規則、社会保険、扶養、体力面も確認してください。
副業・Wワークを検討している方は、登録販売者の副業・Wワークも確認しておくと安心です。
シフトに入れないなら転職を考えた方がいい理由

実務経験を積みたいのに、職場がシフトを入れてくれない。
これはかなり大きな問題です。
なぜなら、勤務時間が増えなければ、1,920時間に到達するのが遅くなるからです。
たとえば、月160時間働ける予定だった人が、月80時間しか入れなくなれば、到達までの期間は単純に倍になります。
もちろん、会社にも人件費やシフトの都合があります。
ただ、あなたにとっては、そのシフトカットがキャリアアップの遅れにつながります。
次のような状況なら、職場を変えることも検討しましょう。
転職を考えた方がいいサイン
- 希望より大幅にシフトが少ない
- 登録販売者の実務経験を積ませる意識がない
- 勤務時間の記録をきちんと出してくれない
- 管理者要件を満たしても手当が増えない
- 研修中のまま何年も待遇が変わらない
- 実務経験証明書の発行について説明がない
実務経験を積む時期は、今後の給料や転職に関わる大切な期間です。
「そのうち何とかなる」と放置せず、いつ要件を満たせるのか、今の職場で本当にキャリアアップできるのかを確認しましょう。
実務経験を積みながら正社員・年収アップを狙うならアポプラス登販ナビ
管理者要件を満たして年収アップを狙いたい方は、アポプラス登販ナビと相性が良いです。
アポプラス登販ナビは、登録販売者の求人・転職に特化したサービスです。
特に次のような方は相談する価値があります。
- 管理者要件を満たしたら年収がどのくらい上がるか知りたい
- 実務経験を評価してくれる会社へ転職したい
- 資格手当が高い職場を探したい
- 正社員として収入を上げたい
- 今の職場ではシフトが足りず、経験が積みにくい
- ドラッグストア以外の職場も比較したい
- 年収500万円を狙える求人があるか知りたい
相談するときは、「登録販売者の求人を探しています」だけではなく、実務経験と希望条件を具体的に伝えましょう。
アポプラス登販ナビに伝える相談文
現在、登録販売者として働いています。
実務経験1,920時間・管理者要件を満たした場合に、転職市場でどのくらい評価されるのか知りたいです。
今の職場ではシフトが安定せず、実務経験を積むスピードに不安があります。
正社員求人、資格手当が高い職場、管理者要件を評価してくれる職場、ドラッグストア以外の職場も含めて比較したいです。
年収だけでなく、残業・転勤・休日・ノルマも含めて、長く働ける求人を相談したいです。
アポプラス登販ナビについて詳しく知りたい方は、アポプラス登販ナビの評判も確認しておきましょう。
パート・未経験・研修中で実務経験を積みたいならチアジョブ登販
未経験、研修中、パート、扶養内で実務経験を積みたい方は、チアジョブ登販も候補になります。
実務経験を積むには、まず安定して働ける職場を見つけることが大切です。
特に次のような方は、チアジョブ登販で相談しておきましょう。
- 未経験から登録販売者として働きたい
- 研修中でも応募できる求人を探したい
- パートで実務経験を積みたい
- 扶養内で無理なく働きたい
- シフトに安定して入れる職場を探したい
- ブランクがあるけど復帰したい
- 地元で長く働ける職場を探したい
パートで働きながら実務経験を積む場合は、勤務時間と到達時期を意識する必要があります。
扶養内で働きたい方は、登録販売者の扶養内パートも確認しておきましょう。
チアジョブ登販について詳しく知りたい方は、チアジョブ登販の評判も参考になります。
実務経験証明書・業務従事証明書のもらい方

実務経験を証明するには、勤務先が発行する証明書が必要になります。
名称は自治体や状況によって異なりますが、一般的には次のような書類です。
- 実務従事証明書
- 業務従事証明書
- 実務・業務従事証明書
過去の職場の経験を合算する場合は、それぞれの勤務先から証明書をもらう必要があります。
Step1:まず本社・人事・総務に確認する
退職済みの職場に証明書を依頼する場合、店舗の店長ではなく、本社の人事部・総務部・登録販売者担当部署に確認するのがスムーズです。
店舗に連絡しても、「本社に聞いてください」と言われることが多いからです。
まずは会社の代表番号、採用窓口、退職者向け窓口、人事部などに連絡しましょう。
Step2:電話・メールで証明書発行を依頼する
依頼するときは、感情的にならず、必要な書類を淡々と伝えましょう。
電話での依頼文
お世話になっております。以前、〇〇店で勤務しておりました〇〇と申します。
登録販売者の管理者要件確認のため、在籍期間中の実務従事証明書の発行をお願いしたく、ご連絡いたしました。
必要な様式や送付方法について確認したいのですが、ご担当部署につないでいただけますでしょうか。
こちらで記入が必要な書類や返信用封筒があれば、指示に従って準備いたします。
メールでの依頼文
件名:実務従事証明書発行のお願い
〇〇株式会社
人事部 ご担当者様
お世話になっております。以前、〇〇店にて勤務しておりました〇〇と申します。
登録販売者の管理者要件確認のため、在籍期間中の実務従事証明書の発行をお願いしたくご連絡いたしました。
勤務期間は、〇年〇月〜〇年〇月頃です。
必要な様式、本人確認書類、返信用封筒の有無、送付先についてご教示いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。
氏名:〇〇
生年月日:〇年〇月〇日
当時の勤務店舗:〇〇店
連絡先:〇〇
Step3:自分で会社記入欄を書かない
証明書には、本人が書く欄と、会社が証明する欄があります。
会社が記入・証明する欄を自分で勝手に書くのは絶対にやめてください。
勤務時間、勤務期間、代表者印、会社印などは、勤務先に確認してもらう必要があります。
不明点がある場合は、自分で判断せず、会社や自治体・保健所に確認しましょう。
Step4:会社が対応してくれない場合は保健所・自治体に相談する
退職済みの会社に証明書を依頼しても、対応が遅い、窓口がわからない、発行できるかわからないと言われることがあります。
その場合は、すぐに強い言葉で迫るのではなく、まずは管轄の保健所・自治体に相談しましょう。
自治体によって必要書類や確認方法が異なる場合があります。
給与明細、雇用契約書、源泉徴収票、シフト表など、補足資料が役立つ場合もあるため、手元に残っている書類は保管しておくと安心です。
よくある質問
登録販売者の実務経験1,920時間とは何ですか?
店舗管理者・区域管理者として働くための管理者要件に関わる実務・業務経験の時間数です。過去5年間の従事期間や合計時間、研修の有無なども関係するため、1,920時間だけで判断しないようにしましょう。
月80時間未満でも実務経験に入りますか?
現在は、勤務状況に応じた扱いがあり、月80時間未満でも要件に関係する場合があります。ただし、通算期間や合計時間、研修の有無なども関係するため、勤務先や自治体に確認してください。
資格取得前のドラッグストア勤務も実務経験に入りますか?
一般従事者として、薬剤師または登録販売者の管理・指導のもとで実務に従事していた期間は、対象になる場合があります。過去の勤務先から証明書を取得できるか確認しましょう。
複数の職場の実務経験は合算できますか?
合算できる場合があります。ただし、それぞれの勤務先から実務従事証明書・業務従事証明書を取得する必要があります。勤務期間や時間を証明できるようにしておきましょう。
実務経験証明書を前の職場からもらえない場合はどうすればいいですか?
まずは本社の人事部・総務部・登録販売者担当部署に連絡しましょう。それでも対応が進まない場合は、管轄の保健所・自治体に相談してください。給与明細、雇用契約書、源泉徴収票、シフト表などが補足資料になる場合があります。
研修中のままだと転職で不利ですか?
不利になることがあります。管理者要件を満たしている登録販売者は即戦力として評価されやすく、応募できる求人の幅も広がります。研修中でも応募できる求人はありますが、条件面で差が出る場合があります。
あわせて確認したい記事
まとめ:実務経験1,920時間は、給料と転職で損しないための重要ライン

登録販売者の実務経験1,920時間は、キャリアアップに関わる重要なラインです。
管理者要件を満たしているかどうかで、資格手当、シフト、転職時の評価、応募できる求人の幅が変わります。
- 実務経験1,920時間は管理者要件に関わる重要な時間数
- 基本は過去5年間の従事期間と合計時間を見る
- 1年以上で要件を満たす場合は所定の研修なども関係する
- 短時間パートでも要件を満たせる可能性はある
- 複数職場の経験を合算できる場合がある
- 合算には各勤務先の証明書が必要
- シフトに入れない職場では到達が遅くなる
- 管理者要件を満たすと転職市場で評価されやすい
大切なのは、「いつか勝手に満たせるだろう」と放置しないことです。
今の職場で安定してシフトに入れるのか、証明書をきちんと出してもらえるのか、管理者要件を満たしたあとに資格手当や給料が上がるのか。
ここを確認しておかないと、せっかく時間を積んでも給料や転職で損をする可能性があります。
管理者要件を満たしたら、今の職場だけでなく、他社でどのくらい評価されるのかも確認しましょう。
▼ 今の状況に合わせて相談先を選ぶ ▼
※制度、要件、求人状況、サービス内容は変更になる場合があります。詳細は自治体・勤務先・各公式サイトでご確認ください。
※登録販売者の管理者要件、実務経験・業務経験の扱い、必要書類、証明書様式は自治体や勤務先により確認方法が異なる場合があります。必ず管轄の自治体・保健所・勤務先にご確認ください。
