【2025年/令和7年度】登録販売者試験の日程一覧|都道府県別の申し込み期間・方法も徹底解説

2025年度(令和7年度)の登録販売者試験シーズンが、いよいよ始まろうとしています。受験生の皆さん、学習の進捗はいかがでしょうか?

合格への第一歩は、ご自身が受験する都道府県の試験日程を正確に把握し、忘れずに申し込みを完了させることです。

「私の受ける県の試験日はいつ?」 「願書の受付は、いつからいつまで?」 「申し込みって、具体的に何をすればいいの?」

そんな疑問を抱えるあなたのために、このページでは、全国の試験日程・申込期間・合格発表日を一覧でまとめ、随時最新情報に更新していきます。

さらに、複雑な申し込み手順の解説から、試験当日の注意点、合格後の手続きまで、受験に関するあらゆる情報を網羅しました。ぜひこの記事をブックマークして、あなたの受験準備のパートナーとしてご活用ください。

目次

まずはチェック!申し込み前の必須確認事項

願書を取り寄せる前に、ご自身が受験資格を満たしているか、改めて確認しておきましょう。

受験資格の再確認

登録販売者試験の受験資格は、2015年度から実務経験が不要となり、学歴・年齢・国籍・経験を問わず、誰でも受験することが可能です。これにより、学生や主婦の方など、幅広い層が挑戦しやすくなりました。

ちなみに、2014年度までは受験資格として「1年以上の実務経験」または「薬学に関する専門課程の修了」が必須でした。
しかし、2015年度にこの要件が撤廃されたことで、未経験の方でも誰でも挑戦できる門戸の広い資格となった経緯があります。
この変更により、学生や主婦、異業種からのキャリアチェンジを目指す方々にも人気の資格となりました。


「実務経験」はいつ必要?

よくある誤解が「実務経験がないと受験できない」というものですが、これは間違いです。
正しくは、「受験に実務経験は不要だが、合格後に一人前の登録販売者(店舗管理者など)として働くためには、一定期間の実務経験が必要」となります。

まずは試験に合格することが第一歩です。

【2025年度】都道府県別 登録販売者試験 試験日・申込期間一覧

【ご注意】 以下の日程は、昨年度の実績などから予測した暫定的なものが含まれています。

正式な日程は各自治体から発表され次第、随時更新します。
最終的な確認は、表に記載のリンクから、必ず各自治体の公式サイトで行ってください。

北海道・東北ブロック

このブロックは、例年8月下旬に試験が実施される傾向にあります。

都道府県申込期間(目安)試験日(目安)合格発表日(目安)公式サイト
北海道5月下旬〜6月上旬8月下旬10月上旬北海道保健福祉部医務薬務課
青森県5月下旬〜6月上旬8月下旬10月上旬青森県庁 医療薬務課
岩手県5月下旬〜6月上旬8月下旬10月上旬岩手県庁 県民くらしの安全推進課
宮城県5月下旬〜6月上旬8月下旬10月上旬宮城県庁 薬務課
秋田県5月下旬〜6月上旬8月下旬10月上旬秋田県庁 生活衛生課
山形県5月下旬〜6月上旬8月下旬10月上旬山形県庁 薬務・感染症対策課
福島県5月下旬〜6月上旬8月下旬10月上旬福島県庁 薬務課

関東甲信越ブロック

関東は、茨城・栃木・群馬の北関東エリアと、それ以外の南関東エリアで試験日が分かれるのが特徴です。

都道府県申込期間(目安)試験日(目安)合格発表日(目安)公式サイト
茨城県6月上旬〜中旬10月下旬12月上旬茨城県庁 薬務課
栃木県6月上旬〜中旬10月下旬12月上旬栃木県庁 薬務課
群馬県6月上旬〜中旬10月下旬12月上旬群馬県庁 薬務課
新潟県5月下旬〜6月上旬9月上旬10月中旬新潟県庁 医務薬事課
山梨県5月下旬〜6月上旬9月上旬10月中旬山梨県庁 衛生薬務課
長野県5月下旬〜6月上旬9月上旬10月中旬長野県庁 薬事管理課
東京都5月下旬〜6月上旬9月中旬10月中旬東京都福祉保健局
神奈川県5月下旬〜6月上旬9月中旬10月中旬神奈川県庁 薬務課
千葉県5月下旬〜6月上旬9月中旬10月中旬千葉県庁 薬務課
埼玉県5月下旬〜6月上旬9月中旬10月中旬埼玉県庁 薬務課

東海・北陸ブロック

このブロックは、例年9月上旬に試験が実施される傾向にあります。

都道府県申込期間(目安)試験日(目安)合格発表日(目安)公式サイト
富山県5月下旬〜6月上旬9月上旬10月中旬富山県庁 薬事指導課
石川県5月下旬〜6月上旬9月上旬10月中旬石川県庁 薬事衛生課
岐阜県5月下旬〜6月上旬9月上旬10月中旬岐阜県庁 薬務水道課
静岡県5月下旬〜6月上旬9月上旬10月中旬静岡県庁 薬事課
愛知県5月下旬〜6月上旬9月上旬10月中旬愛知県庁 医薬安全課
三重県5月下旬〜6月上旬9月上旬10月中旬三重県庁 薬務課
福井県5月中旬〜下旬9月中旬10月下旬福井県庁 医薬食品・衛生課

近畿(関西)ブロック

近畿地方の大部分は「関西広域連合」として、同日に試験が実施されます。

都道府県申込期間(目安)試験日(目安)合格発表日(目安)公式サイト
関西広域連合
(滋賀・京都・大阪・兵庫・和歌山・徳島)
5月中旬〜6月上旬9月上旬10月中旬関西広域連合
奈良県6月上旬〜中旬9月中旬10月下旬奈良県庁 薬務課

中国・四国ブロック

このブロックは、例年10月下旬に試験が実施される傾向にあります。

都道府県申込期間(目安)試験日(目安)合格発表日(目安)公式サイト
鳥取県5月下旬〜6月上旬10月下旬12月上旬鳥取県庁 健康政策課
島根県5月下旬〜6月上旬10月下旬12月上旬島根県庁 医療政策課
岡山県5月下旬〜6月上旬10月下旬12月上旬岡山県庁 医薬安全課
広島県5月下旬〜6月上旬10月下旬12月上旬広島県庁 薬務課
山口県5月下旬〜6月上旬10月下旬12月上旬山口県庁 薬務課
香川県5月下旬〜6月上旬10月上旬11月中旬香川県庁 薬務課
愛媛県5月下旬〜6月上旬10月上旬11月中旬愛媛県庁 薬務衛生課
高知県5月下旬〜6月上旬10月上旬11月中旬高知県庁 薬務衛生課

九州・沖縄ブロック

このブロックは、例年12月中旬に試験が実施される傾向にあります。

都道府県申込期間(目安)試験日(目安)合格発表日(目安)公式サイト
福岡県8月中旬〜9月上旬12月中旬1月下旬福岡県庁 薬務課
佐賀県8月中旬〜9月上旬12月中旬1月下旬佐賀県庁 薬務課
長崎県8月中旬〜9月上旬12月中旬1月下旬長崎県庁 薬務行政室
熊本県8月中旬〜9月上旬12月中旬1月下旬熊本県庁 薬務衛生課
大分県8月中旬〜9月上旬12月中旬1月下旬大分県庁 薬務室
宮崎県8月中旬〜9月上旬12月中旬1月下旬宮崎県庁 薬務対策課
鹿児島県8月中旬〜9月上旬12月中旬1月下旬鹿児島県庁 薬務課
沖縄県8月中旬〜9月上旬12月中旬1月下旬沖縄県庁 衛生薬務課

合格率の地域差について

登録販売者試験は、ブロックごとに試験問題の作成者が異なるため、都道府県によって難易度や出題傾向に差が生まれるのが特徴です。
一般的に、関東や関西広域連合は受験者数が多く、問題も標準的なレベルと言われています。

一方で、受験者数が少ない一部の県では、独特な問題が出題されたり、合格率が大きく変動したりすることがあります。複数のエリアでの受験を検討する際は、過去の合格率も参考にすると良いでしょう。

意外と複雑?試験申し込みの全手順と注意点

日程を把握したら、次は申し込み準備です。
うっかりミスで受験できない、なんてことにならないよう、流れをしっかり確認しましょう。

STEP 1:「受験案内」を入手する

まずは、受験する都道府県の「試験問題作成に関する手引き(受験案内)」を入手します。入手方法は主に以下の3つです。

  • 公式サイトからPDFをダウンロード・印刷する(最も手軽)
  • 各都道府県の保健所、薬務課などの窓口で直接受け取る
  • 郵送で取り寄せる(返信用封筒と切手が必要な場合も)

STEP 2:必要書類を準備する

受験案内に従って、必要な書類を揃えます。不備がないよう、一つひとつチェックしましょう。

  • 受験願書: 案内に従って、黒のボールペンで正確に記入します。
    修正テープなどは使えない場合が多いので、書き損じたら新しい願書を使いましょう。
  • 写真: 指定されたサイズ(例:縦4.5cm×横3.5cm)、6ヶ月以内に撮影、無帽、無背景などの規定を守りましょう。
    裏面には氏名と撮影年月日を記入します。
  • 受験手数料の払込証明: 各都道府県指定の金額分の「収入証紙」を、所定の販売所(銀行や保健所など)で購入し、願書に貼り付けるのが一般的です。「収入印紙」とは別物なので、絶対に間違えないようにしましょう。

STEP 3:願書を提出する

全ての書類が揃ったら、申込期間内に提出します。

  • 提出方法: 郵送または窓口へ持参。郵送の場合は、配達記録が残る「簡易書留」が推奨されます。
  • 締切日: 「消印有効(締切日の郵便局のハンコまでOK)」なのか「必着(締切日までに必ず届いていなければならない)」なのかを必ず確認してください。数分の遅れで、1年を棒に振ることになりかねません。

    【補足】オンライン出願(電子申請)の普及
    近年、一部の都道府県では、従来の郵送や持参に加え、インターネット経由でのオンライン出願(電子申請)を導入する動きが広がっています。オンライン出願は、24時間いつでも申請でき、書類の不備もチェックされやすいというメリットがありますが、マイナンバーカードによる本人確認が必要になるなど、事前の準備が必要です。

    ご自身の受験する都道府県がどの方式に対応しているか、「受験案内」で必ず確認しましょう。

試験当日の持ち物と心構え

準備を万端にして、安心して試験に臨みましょう。

必須の持ち物リスト

  • 受験票
  • 筆記用具(HB以上の鉛筆またはシャープペンシル、プラスチック消しゴム)
  • 腕時計(スマートウォッチは不可)
  • 身分証明書(求められる場合がある)

あると便利な持ち物リスト

  • 温度調節しやすい上着
  • 使い慣れた参考書やまとめノート
  • 昼食、飲み物、糖分補給用のお菓子
  • 目薬、座布団など

試験後から合格後までの流れ

試験が終わっても、やることはあります。

自己採点と合格発表

試験後、各資格予備校などが解答速報をWebサイトで公開します。それを使って自己採点し、おおよその結果を把握しましょう。正式な合格発表は、指定された日に各都道府県のWebサイトや保健所の掲示板で行われます。

合格したら「販売従事登録」を忘れずに!

試験に合格しただけでは、登録販売者として働くことはできません。合格通知書などの必要書類を揃え、勤務地の都道府県に「販売従事登録」の申請を行う必要があります。

この手続きを終えて初めて、あなたは正式な登録販売者となります。

試験日程に関する「よくある質問(Q&A)」

Q1. 自分の住んでいる都道府県以外でも受験できますか?

A1. はい、受験資格を満たしていれば、住所地に関わらずどの都道府県でも受験可能です。お住まいの地域の試験日程が合わない場合、近隣の都道府県で受験することも選択肢の一つです。

Q2. 試験日が違えば、複数エリアで受験(併願)できますか?

A2. はい、可能です。合格のチャンスを増やすために、日程の異なる複数のブロック(例:関西広域連合と関東など)で受験する方もいます。ただし、その分受験料もそれぞれ必要になります。

Q3. 申し込み後に、受験地や試験会場の変更はできますか?

A3. 原則として、申込後の変更は認められていません。 受験願書を提出する前に、勤務先のシフトなどをよく確認し、確実に受験できる日程・場所を選びましょう。



Q4. 願書の写真は、どんな服装で撮ればいいですか?スーツ?

A4. 必ずしもスーツである必要はありません。ただし、本人確認のための証明写真ですので、清潔感のある襟付きのシャツやブラウス、ジャケットなどを着用するのが無難です。Tシャツやパーカーなど、ラフすぎる服装は避けましょう。
背景が無地であること、顔がはっきりと写っていることなど、証明写真としての基本的なルールを守ることが大切です。

まとめ:日程を確認したら、すぐに学習計画を!

2025年度の登録販売者試験の日程について、申し込みから合格後までを網羅的に解説しました。 まずはあなたのターゲットとなる試験日をカレンダーに書き込み、そこから逆算して具体的な学習計画を立てることが、合格への鍵となります。

「どうやってスケジュールを立てればいいか分からない…」 「短期間で効率的に合格したい!」

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